彼はそういう男だ
銀河英雄伝説にならう、格好よい生きかた
彼はそういう男だ
「ミッターマイヤー元帥が、敢えて自分の手で親友を討った意味がわかるか。」
「ふむ、もしカイザーがご自分の手でロイエンタールをお討ちになれば、事の是非はともかく、
ミッターマイヤーはどうしてもカイザーに対する反感を禁じえないだろう。
君臣の間に亀裂が生じ、ひいてはそれが拡大して
とりかえしがつかないことになるやもしれぬ。」
「だが、自分が指揮官としてロイエンタールを討てば、友の仇はすなわち自分自身、
カイザーをお怨みする筋はないと、そう考えたのだ。彼はそういう男だ。」
-パウル・フォン・オーベルシュタイン
ロイエンタールの叛乱が鎮圧され、再び銀河が静けさを取り戻そうとしていた時、
軍務尚書パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥がフェルナー大佐にもらした言葉。
冷徹なる義眼と言われる彼が、誰かを褒めた唯一の言葉ではないでしょうか。
この言葉を聞いたとき、彼は単なる冷厳だけの人間ではないんだなと思いました。
そしてまた、ミッターマイヤー元帥が銀河帝国の諸将の中でも
最上級に評価されているとわかる一言です。
やはり識見と信義と公正さに富んだ男!
OVA第98話「終わりなき鎮魂歌(レクイエム)」
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2011-05-11 オーベルシュタイン コメント:(0) トラックバック:(0)